諫早建設の日常高嶋ブログ
2018/06/03
先日お引渡しを終えたI様邸。
野球に行く前に立ち寄ってくれたKくん。
お打合せを始めた頃はまだ保育園に通っていたKくんも今は立派な1年生。
すごく身長も伸び、大きくなったな~としみじみ。
「家ズレが起きる」って変なこと言ってるんですよ、とI様。
新しい靴を履くと靴ズレするじゃないですか。それの家版だそうです(笑)
なんと言う感性!
実はKくん、お打合せの時、この家を壊さないで~と泣いていたのです。
前の家が好きすぎて、家を建て替えたくないというのです。
新しい家の設計をしているのにごめんなさいね~。というI様でしたが、
私はなんと素敵なことだろう、と思ったのです。
Kくんのお部屋を何かのカタチで残せないかと本気で思ったくらいです。
ず~と新築反対!をしていたKくんですが、現場にお越しくださる度に
楽しそうに家の中を歩き回る様子を見て、ちょっと一安心。
Kくんにとって、大好きな「実家」になれるかな。
そうなるといいな。
「美しい家を、つくる。」と大それた目標を掲げている私たちですが・・・
先日研修でミラノ・パリに行ったとき、私が美しいと思うその建築たちは、
なんで美しいのか腑に落ちたのです。
見た目の美しさ、建築家の技術や想い、いろんな要素があるのですが、
もれなくその建築たちは「愛されている」のです。
そんな「美しい家」になることを心から願ってしまいます。