酒井ブログ
2020/12/27
コロナ禍で心配されたラグビー。
無事、実にめでたく大学選手権も高校ラグビーも開催の運びとなった。
WCの快進撃で少しだけ盛り上がったラグビー熱を更に盛り上げて定着させるのにモノスゴク大事だった昨年一年がコロナ禍で結局コンタクトスポーツの代表格の様なラグビーのゲームが全く開催されなくなってしまい、結局元の木阿弥。
高校ラグビーも随分前に日立がスポンサーを降りてしまってからはTBSでも準決勝、決勝を除き、全く放映されなくなってしまった。
数少ない放映となった準決勝の東福岡と京都成章のゲーム。
最近は以前のような大差のゲームも少なくなって、地域間や学校間の格差もかなり縮まった。
なので、少し前までの絶対王者であった東福岡もかなり苦戦した。と、云うよりも京都成章がそれを上回るゲームを展開した。
特に再三展開されたゴールライン前での攻防。
一般にスポーツニュースなどで良く流れるのはバックスが華麗なステップでタッチライン際を駆け抜けて行く光景だけど、ラグビーで一番面白いと(私が)思うのはゴールライン際での攻防。
ひとつはモールでの押し合い、もうひとつはラックサイドをフォワードがしつこくしつこく突いて突破を図ろうとすること。
要は決して安易にバックスにボールを廻すことなく、飽くまでもフォワードの力比べで勝負する実直さ。
これこそがラグビー本来の面白さ、魅力だろうと思う。
このゲームでもそういう光景が何回も見られ、しかも両チームが全く反則を犯さないからこそ熱の籠もった攻防がずっと続いた。
これは見応えがありましたねえ。
更に驚いたのは、最近ではトップリーグでも時々見られるようになったキックパスをこともなげに展開したこと。
こんなに素晴らしいゲームがある意味ヒッソリと放映されているのはじつにモッタイナイ!