諫早建設の日常酒井ブログ
2021/05/17
「美の壺」で取り上げられた「日本の教会」の続き。
教会に付き物なのが「パイプオルガン」。
昔、諫早建設でリフォームをさせて頂いた青山の小さい教会にも「それらしきモノ」はあった。
中にはとてもとても立派なモノもあって、専属の奏者も居たりする。
そうなると、これが教会に来る極々一部の信者の目(耳)にしか留まらないことを実にもったいなく思う。
紹介されていたパイプオルガンもその辺のホールに設置されているモノよりもずっと立派で音も素晴らしい。
要は教会のパイプオルガンはそれ単独で存在するのではなくて、飽くまでも「教会」も楽器の一部、所謂弦楽器のボディーと同じような「反響板」である、と、いうこと。
だから素晴らしい反響板である躯体の中に設置されたパイプオルガンは実に素晴らしい「響き」を奏でる。
欧米では教会そのものが古くなって、躯体がだんだんくたびれてくると、パイプオルガンの響きもそれなりにアジのあるものになって行くらしい。
日本ではなかなかそこまでアジのある響きを出す教会=パイプオルガンを探すのは容易ではないらしい。