諫早建設の日常酒井ブログ
2021/06/07
今年3月にお引渡しをした東久留米市I様邸。
道路から見た外観はスリットの窓が少し見えるだけ。
どう見ても「倉庫」か「ガレージ」。
実はそれこそがI様の狙いでもあった。
「ウッディーな感じ(温もり的なもの)は全く不要。兎に角無機質で“面白い”(ここが重要!)家にして欲しい!」
実はI様の本業は「モータースポーツカメラマン」。
既存家屋に伺って驚いたのは、玄関入るといきなり等身大のETやR2D2に迎えられ、正面にはI様ご自身が撮影したアイルトン・セナのデッカイ写真が飾られていたこと。
もっと驚いたのは「倉庫」に案内されたらそこにはスターウォーズやET、ゴジラ、バットマンなどのフィギュアが所狭しと飾られて・・・・いると、言うよりは収納されていた。
更にその隣のガレージに行くとヴィンテージ・カーが何台も格納されている。
で、I様のご希望は、これらのコレクションを眺めながら暮らせるような「家」を建てたい!と、いうこと。
で、出来上がったのが正に「倉庫」のような外観を持つ「平屋」。
上から見ると屋根が「の」の字型になっている、と、言えば想像できるだろうか。(できないだろうなあ)
実は内部は、と言えば大きな開口部が中庭を囲むようにあって、陽当たり抜群!
リビングや寝室、収納、風呂やトイレがポツポツと、ワザワザ離れた所に配置されてそれを長い廊下=回廊が繋いでいる。
正に「ギャラリー」そのもの。
I様はこのギャラリーにそれまで倉庫に眠っていたコレクションを毎月、月替わりで展示して愉しむ、と同時に、裕に2台+バイクが入るビルトインガレージには例のヴィンテージ・カーを収納して隣接のガラス張りのリビングからウットリと眺める、という。
いやあ、実に羨ましい、と、いうか「馬鹿ですねえ!」(褒めているんですよ!)と、でも言いたくなってしまうような家が出来上がった。
夫々の居室や風呂、トイレにまで行くのにはワザワザ長―い回廊を通らなければならない。なのでトイレだけは、間に合わなくならないように(?)ちゃんと対角線上に二か所設置されている、という抜け目のなさがニクイ!
当初のリクエスト通り、実に「面白い!」家が出来上がって、I様、日々自慢のコレクションを眺めながらきっとご満悦で生活されているのでしょうねえ。