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諫早建設の日常酒井ブログ

2021/10/25

ラーメン

「ラーメン」である。

 

 

私が考える「ラーメン」は、その味はともかく、飽くまでも「安価」なもの。

 

基本的にはワンコイン(500円)で食べられる程度のもの。

 

とは言え、このご時世なので、せいぜい600円台までには抑えたい。

 

なのに、今の世の中、ラーメンと言えば「700円超は当たり前」、という風潮があるように感じる。

 

場合に依っては800円、900円、下手をするとシレっと1000円超の金額を取る処もある。

 

テレビなどでも高価なラーメンが当たり前のように紹介されて、タレントがそれを食べて「美味しいですねえ!」などとワザとらしいコメントを吐いている。

 

そりゃあスープに沢山の出汁を取るための具材を使うからそれくらいのコストがかかるのも仕方がないのかもしれないけれど、やっぱり「ラーメン」は「安価」であるべき、という処からスタートすべきじゃあないのか?

 

そもそも高いコストを掛けなければ旨いラーメンが作れないのだろうか?

 

もうずいぶん前のことなので、単純な比較はできないだろうけど、40年ほど前、私が冬場、毎週(「のように」ではなくて、「毎週」)スキーに行っていた頃、越後湯沢駅コンコースでラーメンを食べるのを極上の愉しみにしていた。

 

場合に依ってはスキーよりも、このラーメンを食べることを目的に山に行っていたような気がする。

 

味噌味で新潟の美味しい餅が二つ入ったシンプルなもので、金額は500円。

当然、当時の金額だから、今ではもう少し高くはなるのだろうけど。

 

私の中ではこのラーメンが今まで食べた中で一番おいしくてコストパフォーマンスも高かった。

 

多分、丸一日スキーをしてお腹もちょうど良く空いていた、というのも大きな要素だとは思うのだけれど、ラーメンは「これでイイ!」と、思う。

 

要は色々と凝らなくてもイイ!

 

少し前、世田谷で食べたラーメンにはナント、パクチーが入っていたり、最近増えてきているような気がするのは煮干しで出汁を取ったラーメン。

いくら凝った処で、ハッキリ言って全然旨い!と、思わないもの。

 

ラーメンは安くてシンプルなのが一番!

 

私が中学校時代に、土曜日、クラブ活動が始まる前に行っていたラーメン屋は当時300円くらいだったけど、スープを飲むと喉の奥に例の化学調味料、要は「味の素」の味がハッキリと感じられた。

でもそれがクセになる旨さだった。(ような気がする)

(本文と写真とは関係がありません)