湯島天神である。

実は妻の実家が湯島天神の参道にあるので、毎年正月には必ず行くのだけれど、元日の湯島天神の参道は受験生やその家族で埋め尽くされる。

なので、すぐ近くまで行っているのに正月はいつもお参りをせずに帰ってきてしまうのが常だった。

ただ、昨年はサスガにコロナと、いうこともあって閑散としていて、いつもの機動隊も手持無沙汰。

で、今年は、と言えば昨年から比べるとかなり多い人出。

とは言っても例年から比べれば多分９割以上減、という感じ。

夕方、実家からの帰りにちょっと寄ってみた。

知人に「学業成就」のお守りを購入すると、境内には相変わらず、鈴なりの絵馬。

そこに書いてあることを読むと、もう２０年も前の我が家の子供達のことを今更ながらに思い出す。

大学受験は仕方ないとは思うのだけれど、未だ幼い子供達に中学校受験で過酷な体験をさせる必要が果たしてあるのかどうか。

まあ、こういうことは各家庭、各人の価値観に依るので、議論する必要もないかとは思う。

何れにしてもこのコロナ禍の下、全ての受験生が健康で十二分に実力を発揮されることを心から祈念するだけである。