諫早建設の日常酒井ブログ
2022/01/30
ウソである。
いや、鷽である。
私の地元、亀戸天神で毎年1月24日、25日の二日間だけ催される「鷽替えの神事」で並べられる所謂「お守り」である。
「お守り」とは言っても、一体一体手彫りで、いつでも社務所で買える、ストラップなどの普通のお守りとは違い、本当にこの二日間「だけ」しか買うことができない。
因みに先の「湯島天神」でも遣っている?らしいのだけど、あんまり聞いたことなく(実際、私の妻は知らなかった)、私達江東区民からすれば、やはり「鷽替えの神事」と言えば「亀戸天神」である。
実は私の地元では、多分ほとんどの人が知っているであろうこの「鷽替えの神事」。
世の中では意外とマイナーなので、ちょっと驚いている。
きっと名古屋の人が「世界の山ちゃん」が世界的に有名、と、思い込んでいるのと同じようなものだと思う。
たまたま私の高校が亀戸天神から歩いて15分ほどの処にあったので、高校3年のこの時期にはクラスの連中と連れ立って、授業を抜け出し、この鷽を買いに行った。
この神事の作法は、一年のウチに起こった不幸やイヤなことを、今まで持っていた鷽よりも少し大きい新しい鷽と交換して「鷽=無かったことにする」と、いうもの。
なので、最初っから大きなサイズの鷽を買ってしまうとすぐにエライことになってしまう。
で、高校3年で、大学受験前にこの鷽を買った私は、と、言えば、その年の大学受験はナント、全滅!
当然、次の年は何を置いてもこの鷽替えの神事に行って、少し大きい鷽と取り換えてきたことは言うまでもない。
明後日、2月1日からは私立中学の受験が始まる。
12歳の子供たちが一人残らず来年は鷽を取り換えなくても良ければイイのだけれど。