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諫早建設の日常酒井ブログ

2022/07/15

ポーラ美術館

 

先週あたりから徐々にコロナの感染が拡大してきて、今週に入ってからはもう倍々ゲームのように増えてきている。

 

で、多少感染拡大が落ち着きを見せていた先月6月に、妻と二人で本当に久々に箱根に行ってきた。

 

いつもこの時期は鎌倉にアジサイを観に行っていたのだけれど、一昨年からはそれも叶わず、例の「アジサイ電車」に乗るのも随分久しぶり。

 

今回は仙石原の宿に泊まったのだけれど、仙石原に行くときはいつも強羅まで登山電車で行って、そこからバスで峠を越える。

 

すると、途中に「ポーラ美術館」があるので、妻とは別に言葉を交わすこともなく、極、自然に当たり前のように途中下車して立寄る。

 

 

自慢じゃあないが、私は「絵画」というモノには全く興味もなく、その価値も良さも分からないのだけれど、なんでいつもこのポーラ美術館に立ち寄ってしまうのかと言えば、その空間に身を置くことが何となく心地イイから。

 

美術館って、例えば水上の小さい美術館である「天一美術館」も私の「好きな」美術館の一つ。

 

って、エラそうに言ったって、ここで観る「絵」は「正面麗子像」のただ一枚だけなのだけれど、ここの空間構成がポーラ美術館に似ていて面白くて何だか落ち着く。

 

「落ち着く」と書くと「落ち着く」のかと思われてしまうが、実はポーラ美術館もここも空間が斜めに切ってあるので、とても不安定である意味意味平衡感覚がなくなる。

 

 

なのにそこに身を委ねると何だか「落ち着く」という変な感覚になる。

 

で、ずっと後から知ったのだけれど、ここは吉村順三の遺作となった美術館(らしい)。

 

「どうりで」などと言うつもりもないが、そして吉村順三の偉大さなど全く知らない私だけれど、名前くらいは聞いたことがある。

 

因みにポーラ美術館はルノアールやモネなど印象派の「分かり易い」展示が多いのも私にとってはとても好ましい。