諫早建設の日常酒井ブログ
2025/03/30
時々「生」の楽器の音を聴くのは愉しい。
先日はOBのお客様のお嬢様の学校の吹奏楽部の定期演奏会に御招待いただいたので、いそいそと出かけて行った。
実は昨年も行ったのだけれど、今年の会場は「杉並公会堂」。
ここは私も学生時代に夏、冬の演奏会で使っていた言わば「フランチャイズ」。
もちろん、当時の杉並公会堂は随分昔に建替えられて、今は「新生杉並公会堂」に生まれ変わっている。
当時の杉並は2階席が無くて、1階席が後ろに向かって徐々にせり上がって行く構造で、とても聴きやすくまた観易いホールだった。
当時から音響の良さには定評があって、プロのオケの録音にもしばしば使われていたのだけれど、「新生」は最近特に「流行?」のシューボックス型(長方形)のホールで、更に良くなった。(ような気がする)
シューボックス型ホールは最近増えてきて、代表的なのは世界的にも有名なウィーン楽友協会やアムステルダムのコンセルトヘボウなどだけれど、身近な処では四谷の紀尾井ホールや新しくなった三鷹市芸術文化センター、オーチャードホール、すみだトリフォニーホールなどがある。
紀尾井ホールの音響の良さは随分前に学生時代のオケの後輩のコンサートに行った時に、その音響の余りの素晴らしさに演奏の出来はそっちのけで、聴きに行った仲間みんなでホールを褒め称え、本人の顰蹙を買ったこともある。
すみだトリフォニーホールはかの小澤征爾がその音響の良さを絶賛して、多くのオケの録音に使われたり、今は新日本フィルのフランチャイズとして知られている。
今回も良いホールで生の音に包まれる心地良さを堪能してきた。
高校生の吹奏楽は最近特にレベルが高くなって、また楽器も良くなって私がやっていた当時とは比べ物にならないくらい素晴らしい演奏を聴かせてくれる。
また来年、出かけて行くのが今から楽しみではある。