諫早建設の日常酒井ブログ
2024/01/12
出初式、である。
今年は年明け早々から能登の大地震や羽田の事故など、軽々に「おめでとう」と、言えないような年明けになってしまった。
例年だと凡そ年明けの第二土曜日辺りで開催される「出初式」が、今年はなぜか平日の行われていた。
とは言え、こういうご時世もあって、寒い中参加している小平消防署をはじめ、各地域の消防団の意気はいつにも増してとても高かったように見えた。
ただ、たまたま大きな災害や事故が相次いだこともあってか、いつもの「お祭り感」はほとんどなくて、いつもは披露されるダンスチームやバンド演奏もなく、吹奏楽の演奏や曲数もかなり控えめ。
一方で、所謂「ご挨拶」はいつもよりも大分多めで、要は実に固い内容だった。
やはりこういう災害が起こる度に思うのは我々建築会社としての当たり前の「使命」について。
巷では諫早建設も含め、やれ「デザイン」だ「気密値」だ「自然素材」だとかお客様に訴求をしているけれど、やはり何と言っても我々が家づくりの際に一番大事にしなければならないのは「家は家族の命を守るもの」と、いう基本的な事。
随分前、熊本の地震があった時には、それほど間を置かずに社員全員と、諫早建設の構造設計担当の小室さんも含め「現地調査」に行って、実際の被災状況をつぶさに調査、勉強をしてきた。
今回の災害でもその悲惨な状況が少しずつ明らかになるにつれて我々の本来の「使命」、それを実に強く感じる。
年明け早々に改めて私達の「使命」の基本に立ち返らせられる、また深く深く考えさせられた。
被災地の一日も早い復旧、復興を祈念するばかりである。