昨日のラグビートップリーグの決勝。
東芝ＶＳパナソニックの宿命の対決。
昨年までは東芝は完全にパナソニックに力（馬力？）負けしていたのだけれど、今季はリーグ戦で引き分けたのを観ても分かるように東芝はパナソニックの強力フォワードに十分に対抗できるまでにフォワードを鍛え直して全く互角の戦いになった。
ＴＶで観戦しても多分、今季一番の（「決勝」なのだからそうでなければ困るけど）好ゲーム。
何が良かったかって、両チーム共にやたら蹴らない。そして寝ない。自陣からでも果敢にボールを廻してくる。
極め付けは前半にパナソニックがモールを押し込んでトライを挙げると、その後に東芝が同じようにモールを押し切って見事なトライ！
こうなるともう目が離せません。
両チームとも安易にバックスに球を廻すことなく、飽くまでもフォワード勝負に拘る。こういうゲームは観ていても思わず力が入ります。

最後はホーンが鳴ってからの東芝のトライ。ところがゴールキックが外れて１点差の惜敗。
私は以前から東芝のプレイスタイルが大好きで、常に応援をしていたけれど、昨日のゲームは負けてもなんだか遣り切った感があった。
当人たちはきっと悔しくて悔しくて、なのかもしれないけどＷＣのシーズンにこういうファイナルを戦えた両チームには心からのエールを送りたい。

が、残念だったのはＴＶ。
結局地上波での放映は無く、ＢＳ朝日だけ。
日本の最高峰のゲームを結局ＢＳでしか放映しないなんて、結局はラグビー人気もそのうち下火になるんだろうなあ、と実に寂しい気持ちにさせられる。
もしかしたらヤマハが決勝に出てきていたら地上波での放映があったかも？
そのヤマハは神戸製鋼との３位決定戦で、こちらもスコアを見る限り大接戦の好ゲームだったよう。
こういう素晴らしいゲームを放映しないＴＶ局なんて、結局はラグビーを文化にしようなんて気なんかサラサラないんだろうなあ。