先日、台所で何やらごそごそやっていた娘が「コレ何？」と。
見ると手にしているのが「コンビーフ」の缶。
「コンビーフだよ。書いてあるじゃん！」と、言うと
「へえー、コンビーフってこんなへんてこな缶に入っているんだ」
と、実に興味深げ。
で、些か驚いたのが
「ところでこれってどうやって開けるの？」
と、いう質問。
考えてみれば我々子供の頃からコンビーフの缶のフォルムって全く変わっていないので、妻も私も全く不思議とも思っていなかったが、娘にとっては初めて見るものらしい。
「缶の上にくっついているこれを外して、このちょろって出ている切れっぱしに引っかけてぐりぐりって・・・・」
って説明しかかると
「分かんないから実際に遣ってみてよ！」
と、言う。

メニューの当ても無くただ缶を開けるワケにも行かないので、それから３日後、妻が半ば無理やりメニューの中に「ジャーマンポテト」を入れて、早速娘が缶を開けることに。
彼女は実に物珍しそうに、
「もんじゃとかで、中味は見たことあるけど、缶を開けたのは初めてだし、なんでこんなへんてこな形で入ってるの？」
と、実に難しいことを聞く。
我々世代にとっては例の松田優作主演の名作、「探偵物語」のオープニングで松田優作が豪快にコンビーフにかじり付くシーンが余りにも有名。
こんなこと言っても娘には「？？？？？？」なんだろうなあ。