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諫早建設の日常酒井ブログ

2020/05/30

緊急事態宣言下、今までと違う日常を送る中で、改めて「ああ・・・・」と、思う事も多い。

私の場合は通勤や移動で使う電車の中で感じる「風」。

今まではどんな季節でも基本的に窓は常に締め切り。車内の温度調節は全て空調に頼っていた。

所謂「全館空調の家」ですね。

それが、感染拡大防止の観点から窓を開けて換気を良くするようになった。

3月中は未だ「寒い!」と、感じる日も多かったけど、4月中旬以降はぐっと気温も上がって、車内に入ってくる「風」を「心地イイ!」と、感じるようになった。

これって、住宅でも同じことなのだろうなあ。

昨今は数値で分かり易く表現したり、他社との差別化ができるからか、大手ハウスメーカーを始めとしてこぞって「高気密高断熱」を謳い文句にして、「当社はC値〇〇以下を実現!」と、それこそが住宅の性能を決める絶対的な価値であるかのような風潮が幅をきかせている。

だけど実際、こういう気候の良い時期には窓を開けて自然の風を採りこむことこそが本来の「心地よさ」を感じる、ということなのだなあ、と、改めて感じた次第です。

窓を閉め切った状態で、機械に頼りきりの不自然な温度調節の中では感じられなかったことで、それこそ初春から初夏への季節の移り変わりまで、文字通り「体感」できた。

最近はクーラーをつけながらも窓を開けていて、少し前なら「空調効率が落ちるので窓を閉めて」と、いうようなアナウンスが流れる処かもしれないが、これからの新しい生活様式としては「有り!」なのではないかと思う。