いさはやリフォーム
2022/02/04
何やら真剣な目つきで手すりの親柱の彫り込み加工する大工さん。
人の顔を見るなり
「メンドクサッ。これよお、今時プレカット(製造メーカーでの工場加工)出来ねえの?」
「現場ごとに納まりが違うから対応出来ないんですよ。」
「そうだけどよぉ」
「これが、大工の腕の見せどころじゃないですか」
なぜ、このような加工をするか・・・
階段手摺で強度が必要だからです。
彫り込まないでビス留めは強度的にも見た目的にもNG。
デコラティブで装飾的な意味合いもあるので。
そういう細かい仕上げの積み重ねが「美しさ」につながる。
そんな想いでこのような小さいな仕上げを大切にしています。
見ようと思えば見えるけど、9割近くの方が気づかずにいる場所です。