INTERVIEW

DATA

所在地
東京都国分寺市
家族構成
2人家族
登場人物
ご主人、奥さま、酒井、高嶋

〈 国分寺市 O様 インタビュー 〉

酒井 :家つくりのきっかけは?

ご主人:前の家が木造2階建てで、小さかったし、隙間風が吹き込んだりしてカミさんには色々言われるし、何とかしなきゃな、と思っていたところへ隣の土地が買い足せたんです。

   最初は知り合いの大工さんに頼もうと思って現場を見てもらったんだけど入院しちゃって出来なくなってしまった。

   そこで、今の職場のある工事でお世話になった日本システム設計の寺田さんという建築家に相談して家を見てもらったら・・・

ご主人
耐震強度が0.5しかなかったんです。

でも寺田さんはそれでも補強工事をすれば十分住めますよ、
ということだったので、リフォームの図面を描いてもらって、以前知り合った建築会社に見積りを出してもらったら遅いし高いしで大変だってことになってしまったんです。


で、寺田さんに相談したら
「そんなに高いんだったらいっそ建替えちゃった方が早いですね」「そうだね」と、いうことで建て替えることにして設計は寺田さんにお願いすることにしたんです。
実は妻には言わずに寺田さんと設計を進めていたんだけど、設計だけで3年かかった。
増改築の計画から考えると4~5年も。


建てる方の業者はやっぱり地元がいいだろう、
とまず立川(国立?)の業者に声を掛けてたんです。
で、もう一社なんとかしないとね、ということでインターネットを調べて諫早さんを探し出しました。
で、二社で相見積りをしたら諫早さんの方がちょっと安かった。


ところが普通だったら「出精値引き」という項目があるんだけど、諫早さんの見積もりにはそれが無かったんです。
でも同じ事務所の徳田さんに内容を細かく精査してもらったら「出精値引きが無くても予算内に収まりますよ」ということだったし、出精値引きがなくても収まるっていうことは間違いはないだろう、と思ったんですよ。
酒井
ウチの社長からは「お客様とは絶対に駆け引きするな!」
と日ごろから非常にうるさく言われているんです。
「出精値引き」が「誠意」ならはじめから少し高く出しておいて最後に形だけ「値引き」を入れれば良いだけですからね。
後から「値引き」を入れるくらいなら初めからちゃんと引いておけ、と言うのがウチの社長の方針なんです。
酒井
こだわったところは?
ご主人
まず一番は「地震に強いこと」。それから「隙間風はなくす」。
基本的には木と漆喰でやる、というこですね。
今は家の中で、一番寒くても15度から下がらないんです。
昔の家と比べたら考えられませんよ。
夜もストーブひとつで、400Wだけで全然寒くないですからね。


それから3階建てにこだわったのはまだ現役なので洋服も結構あるでしょ。
前の家は収納が少なかったので、物入れを多くしたかった。
私の洋服も全部そこにまとめたかったんです。

そうしたら酒井さんから
「それは法的にダメですよ!」
と言われちゃったんですよね。
で、諦めたんだけど、結果的に設計変更して物入れは沢山造ってもらったんですよ。

もう一つ、使う材料については結構こだわりました。
2階は既成品でいいや、と思ったんだけど、1階は建具までとことんこだわって。
ただ、予算が限られているので諦めた材料もありましたよ。
だけど出来上がってみたら綺麗に仕上がったし、正解だったねって。
酒井
苦労したところ、悩んだところは?
ご主人
やっぱり物入れです。あっちこっちに物入れを造ってもらったので今はまだ空いているんですけど、でもあればあるだけ入れちゃうんですよねえ。
建替えにあたって随分捨てたんですけど・・・・。
酒井
ここはうまくいったなあ、というところは?
ご主人
1階はお客様が多く来てもなんとかなるようにってトイレも広いし洗濯機もうまく収まったし、そういう意味では機能的に出来ましたね。
流しの後ろの収納も徳田さんが一所懸命考えてくれて、上手く収まったから妻からは一切クレームがつかないし。
設計の段階で寺田さんが本当に苦労したんだと思うけど、本当に良くやってくれて、予想通りの出来栄えでした。


階段下の収納とか、小さな折れ戸で目隠しができたり、1階の暖かい空気が上に行かないように階段にガラス戸を付けてくれたり。
階段も最初は端っこだったけど、こっちの方が使いやすいですよ、って家の真ん中になったんだけど、やっぱりそうして良かったですね。
それから1階の天井高を2600mmとったこと。
これはよかったですねえ。
2階もそれくらい欲しかったけど、今ではまあ良かったのかなと思いますよ。
酒井
逆にここはもう少しこうしておけば良かった、というところは?
ご主人
それはないですねえ。
強いて言えば2階の収納はドアにしといた方が良かったかなあ、と。
あと残念だったのは2階のクロスですね。
予算さえ許せば、やっぱり全部漆喰にできれば・・・・ね。
酒井
お気に入りの場所は?
奥さま
お勝手!
お勝手はお料理する時しかいないけど、一番長い時間居るのはここ(ダイニングテーブル)ですね。
お友達が来ても「ここ」。
ご主人
私としては全てに満足!
設計通りに出来上がっているし、予想通りです。
酒井
前の家と生活の仕方が変わりましたか?
ご主人
前の家と生活の仕方が変わりましたか?
とにかく使い勝手が良くなりました。
和室は私たちはほとんど使わないけど孫たちの遊び場になっています。
この間上の娘が足を怪我してここでしばらく寝ていましたから、そういう点では造ってよかったと思います。
酒井
諫早建設はいかがでしたか?
ご主人
すごく良かったです!
最初は潰れちゃうんじゃないかって心配しましたけど、
「お宅が建つまでは絶対に潰れません!」
って言ってくれたし。(笑)
やっぱり建築会社って長く続いてくれることが一番の信用ですよね。

監督の小林さんも最初は“怖いかな”なんて思ったけど、すごく良く聞いて、良くやってくれました。ホント。

大工さんも若いのに丁寧に良くやってくれましたよ。
毎日寒いのに遅くまで現場に居てねえ。

それから諫早通信。
現場を良くチェックしてくれるし、必ず週一回は現場の様子を報告してくれるので楽しみでしたし安心でした。
酒井
施工中はいかがでしたか?
ご主人
設計者は別として、一般の人はやっぱり形になってこないと分からない
ですよ。
その点で徳田さんがとことん付き合ってくれたのが良かったですね。
現場の打合せでもキッチンでもとにかく良くやってくれました。
そういう点では女性の建築家を付けてくれた、というのも良かったんだ
と思いますよ。
酒井
これから家を建てようとする人にアドバイスなどあれば
ご主人
家を創ろうとする人はまずは見て歩くことだと思います。
モデルハウスに行くと絶対に建てられないような大きなものを見せられちゃうでしょ?
面積も大きいしスペックも高い。
どう見ても坪単価で言えば100万とかかかるようなものを見せられてそれで建てられると思っちゃう。

本当に自分の好きなものを建てたいと思ったら設計事務所でも工務店で
も、とことん付き合ってくれそうなところを見つけて、まずは図面の上
でとことんやらないとダメなんじゃないかな。
今は、模型も作ってくれたりするので、特に女性はそういうのを見ればイメージ湧きやすいですよね。
酒井
最後にひとこと
ご主人
諫早建設で家創りしてホント良かったですよ。
周りにも良く気を使ってくれたから近所の方から「親戚なの?」って言われたんですよ。
「全然。」なんて言ってね。(笑)