INTERVIEW

DATA

所在地
東京都練馬区
家族構成
3人家族
登場人物
鈴木様、奥様、酒井

〈 東京都練馬区S様邸 インタビュー 〉

『お互いにディスカッションしながら、こだわって、楽しんで』by鈴木様

酒井
今回の家創りのきっかけは?
鈴木様
結婚してからずっと賃貸に住んでいたんですけど、将来的にはマンションよりも一軒家が欲しいと思っていました。

こういうことって勢いがないとなかなか先に進まないんですよね。ネットでは土地とかただ見てるだけだったんですけど、一度不動産屋の広告を見て、良さげな土地だったんで初めて見に行ったらその日に契約していました。

 “旗竿がいい”っていうか予算的にそれしか買えなかったんで、条件に合った土地に出会って一気に買っちゃいました。その日は“こんなことでいいんだろうか”って不安で不安で眠れなかったんです。

でも結果的にそれが良かったんですね。

で、誰に創ってもらおうか、ってことで母の愛読書の「住まいの設計」を見て東さんを知って、一度「無料相談会」で直接会ってプランを描いてもらいました。

ご夫妻でやっていることやお子さんもいらっしゃるので、家を創るにあたって私たちの気持ちも分かってもらえるんじゃないかと思って。東さん、人が良すぎるのか契約前なのにいろいろ案をだしてくれたり相談に乗ってくれたりしたので決めちゃいました。
酒井
こだわったところは?
鈴木様
ず「シューズ・イン・クローゼット」が欲しかったですね。
キャンプや釣りなんかのアウトドアグッズが多くてみんな実家に置いてあったので、玄関からそのまま入れる大容量収納が必要でした。

それと関連して「玄関のタイル」。
玄関のタイル選びにはかなり時間をかけました。“靴を脱いで、一段あがるところまで絶対にタイルにしたい!”
というのは絶対に譲れなかったところです。

それと「カウンター」というか「スタディースペース」と「対面キッ チン」。
カウンターも私たちでは想像できませんでしたけど東さんがうまく創ってくれました。

「想像できない」と言えば家の真ん中に階段があるって、
最初は「そんなのあり得ない!!」って勢いだったし、
図面(平面図)を見た時も「なんでこんなとこに階段があるの?」って感じでした。

階段って普通、家の端っこにあるってイメージだったので、
それが真ん中にどーんって・・・・・・どうゆうこと???って。
東さんが以前にデザインした住宅の写真を見てやっとイメージできましたけどね。
 
“上から明りが採れる”っていう話を聞いて、広く見えるし明るいし“いいじゃん”って。
酒井
苦労したところ、悩んだところは?
鈴木様
キッチンをキッチンパネルにするかタイルにするか、ですかねえ。

材質といえばフローリングも無垢にしたいなあ、とも悩みましたけど結局予算と機能性で決めました。
“悩んだ”と言えばほとんど「予算との戦い」でしたね。

でも諦めたところも今は満足しています。強いて言えば“もっと広くしたかった”かなあ。
「あと○○万円で○○cm広くできるのに」とか、そういう話は良くしましたねえ。
酒井
ここは(予想以上に)上手くいったなあ、というところは?
鈴木様
なんと言ってもキッチンのタイルですね。
来る人来る人、みんなに褒められます。悩んだけどホントにやって良かった。

職人さんも苦労したんでしょ?
酒井
タイルの小口の塗装とか、職人が“(建築家に)こんなとこ 塗れって言われたの初めて”と言うくらい大変で、あれだけで丸一日かかったんですよ
鈴木様
でしょーー!!?。

私たちは「諫早通信」で苦労したの知っているけど、目立たないから他の人は気付きませんよね。でも塗ってもらってホントに良かった!!

ここ(小口)はグレーになっちゃうんだな、と思っていたから塗ってもらえるなんて予想していなかったし。
期待以上でしたね。あれも東さんのこだわりだったんですよね。

それから、家の真ん中にある階段で全然違いますね。
ダイニングからリビングまでずーーっと繋がっているみたいでインパクトありますよね。

玄関も、“玄関入ってすぐ階段”はみんなビックリしてくれます。 そういう点では「お客様が驚いてくれる家」ですか。
でもそう言われる(驚いてくれる)と嬉しいですね。褒められたりビックリされたり、予想以上、期待以上でした。
酒井
逆にここはこうしておけば良かった、というところは?
鈴木様
よく「暮らしてみて、やっぱりここはこうしておけば良かった、というところが絶対ある」って聞くんですけど、あんまりそういうところは無かったですね。

強いて言えば、寝室のコンセントがこっちにあれば、なんて思うこともありますが、
きっとあったらあったで多すぎたんだと思います。でも別に不満というワケではありません。
酒井
お気に入りの場所(空間)は?
奥さま
やっぱりキッチン!
キッチンからリビングにいる子供が見えたり、姿や顔が見えなくても同じフロアに居て、歌っていたり遊んでいる雰囲気が分かるのがいいですね。
鈴木様
あと、スタディースペースのカウンター。
水槽も置けたし!
最初から水槽を置くつもりで、巾とか高さとか重さ、照明も含めてオリジナルで設計してもらったんです。

そうそうスタディースペースの上部のトップライトはすごく良くて褒められますね。「住まいの設計」のカメラマンがキッチン上部のトップライトも含めて絶賛していましたね。あれはすごく効果的でした。

旗竿で、周囲が囲まれているのにすごく明るいんです。それに真南じゃないからか紫外線カットのフィルムとか貼っていなくても夏もそんなに暑くなかったし。
酒井
前の家のときと、暮らし方とか生活の仕方が変わったところありますか?
鈴木様
音を気にしなくなりましたね。前はアパートだったので特に下へ聞こえちゃうんじゃないか、
とすごく気を遣ってましたけど今は集合住宅でなくなったので子供が朝6時から楽器をガンガン鳴らしたり、
ずーーっとしゃべったりしても大丈夫ですしね。

前は下の部屋の歩く音が聞こえたりしてたので、
私たちもそーっと歩いてもすごい響いてるんだろうな、と思いながら暮らしていました。

今は家の中では上下の音も殆ど気にならないし、周りの音は道路の音も全然聞こえません。
お陰で長男と家の中で思いっきり遊べるようにな りました。
長男は毎日のように階段の周りをぐるぐる走っています。
以前の家と比べれば広くなったわけですが、
それでも家族が傍に居る、と強く感じるようになった気がします。
酒井
諫早建設に決めた理由(決め手)を聞かせてください。
鈴木様
まず東さんが「お勧めです!」と言ってくださったんです。

最初は私たちもどこの工務店が良いのか、どうやって決めたら良いのかも分かりませんでしたので“とりあえず”みたいな感じでした。

でも見積り書が他社に比べて随分内容を細かく出してもらったという印象でしたし、不動産屋さんに紹介してもらった会社は凄く安かったけどネットで調べたら余り良い書き込みがなかったので参考程度としました。
 

西東京市の工務店も考えたけど、酒井さんにお会いして、諫早さんでいいかな、と思いました。
お話も丁寧だったし、ちょうど上棟直後だった近くの現場(小平市Y様邸)もすぐに見せてもらったので自分たちの気持ちも乗ってきたこともあると思います。
 
「鈴木様から頂いたお金は鈴木邸のためだけに使います。 (=他のお客様の家の材料を買うために使ったりはしません!)」と、言ってくれたので財務的にも安心したし、ウチの予算を考えて色々と提案をしてくれましたし。
建てているときはとても遣り易かったですよ。
途中からは“本当に良かった!”と思いましたし楽しかったですね。
最初はきっかけでしかなかったけど、本当に嫌だったらガッカリするとか「遣りずらい」と思ったでしょうけど、
そういうことも無かったですし。
酒井
その一番の理由は?
鈴木様
そんなに遠くはなかったんですけど、しょっちゅうは現場に来れないので、
「諫早通信」で現場の情報を逐一送ってもらったのが安心だったし楽しみでした。
酒井さんが他の家(現場)の話をしてくれたのも参考になって良かったし、
HPで同時進行している他の家の進捗を見るのも楽しみでした。
酒井
監督の小林はどうでしたか?
鈴木様
良かったですよ!

シャイだったけど、思ったよりしゃべってくれました。
最初は不機嫌な感じでしたけど、疑問に思ったことにもすぐに答えてくれましたしね。

現場でも東さんや常盤さんからの質問にもバーンと答えてくれて、
それが私たちには何のやり取りか分からなかったんですけど、建築家からの難しそうな問いかけにも即答してくれるところに安心感を持ちましたし、
“信頼できる!”“頼もしい!!”と思いました。

「諫早通信」で職人さんの顔や名前とかエピソードとか聞いていたから、
現場で初めてお会いしても“初めて”っていう気がしませんでしたね。そういう意味ですごく親近感がもてました。

 一回も会ったことがない人でも“知り合い”みたいなね。苦労話も「諫早通信」で教えてくれるから“ああ職人さん達がこういう努力、苦労をしてくれたんだ”ということも分かりましたし。

そういうことはきっと他の会社ではなかったんだろうな、と思いました。
印象深かった職人さんは名前で言えば「樅木(もみのき)さん」。あとは大工の山中さんですね。
ホントに“職人”っていう感じ。

一番しゃべらなかったけど“昔からの職人”っていう感じで仕事も丁寧でスゴク早かったですね。
酒井
施工中はいかがでしたか?
奥さま
楽しかったですね。
私もしょっちゅう現場に来れるわけではなかったんですけど、時々現場に来たときには主人に「こんなに出来たんだよ」って報告するのが楽しみでした。

それを聞いて主人は「いいなあ」って。

「諫早通信」とかHPとかで逐一現場の状況が報告されるのを見るのも楽しみでした。「HP更新されてませんよ!」なんてチェックしたりしましたよね。
酒井
それも結構プレッシャーでしたけど、「ちゃんと見てくれているんだな」と思って余計頑張っちゃったりして。

心配だったことは?
鈴木様
んーーー・・・・・。

「広さ」ですかねえ。最初、土台のときはあまりにも小さくて悲しくなりました。
ところが「空間」になると全然違ってビックリしましたよ。柱が立って壁が出来ると広く感じるって不思議ですね。
広さ的にはこれくらいでちょうど良かったと思います。
これ以上広くてもお掃除も大変だし、家事をしながら子供の歌が聞こえるのが楽しいですね。
酒井
これから家創りをする人へのアドバイスなどありましたら。
鈴木様
自分がどうしてもやりたいことは頑張って押し通した方がいいですよ。
ゼロから自分達で考えるのは大変なので、
是非建築家を入れてお互いにディスカッションしながらある程度のプランを描いてもらって、最後に自分のこだわりを足した方がいいと思います。
とにかく楽しみながら創るのが一番ですね。
酒井
最後にひとこと
鈴木様
感謝してます!!
楽しくできて良かった!!!誰か家を創る人がいれば是非紹介したいと、本当にそう思いましたよ。