C値(相当隙間面積)とは何のための値なのか。
最近特にハウスメーカー等が喧伝しているのがC値(相当隙間面積)。
平たく言えば「どれくらい家にスキマがあるのかの割合」を数値で表現したもの。
少し前まではネコも杓子も、どこもかしこも「耐震等級」一色だった。
それが、各社押し並べて「耐震等級3」を取れるだけの強度を実現してしまった。
と、言うことは他社との差別化が出来なくなってしまった。
そこで、次にハウスメーカー等が目を付けたのがこの「C値」。
要はハウスメーカー等はナンでもカンでも数値で表現できれば他社との違いも表現しやすいし、新入社員でも説明できる。
特に「高気密高断熱」を標榜する各社にとってみればこれが生命線。
正にこの数値を如何に良くするのかが「目的」となる。
一方、諫早建設では特段この数値について宣伝をしていない。
諫早建設の家はスキマだらけなのか?
若しくは「C値」を重要視していないのか?
答えは両方とも「否」。
「耐震等級3」同様、ただ単に「この数値を良くすること」を「目的」とはしていないと、いうこと。
逆にこの数値を良くすることを「目的」としている各社は、「数値が良くなるように建てている」。「建てざるを得ない」と、いうこと。
たまたま私も「高気密高断熱」を「ウリ」にしている某有名ハウスメーカーの上棟作業を見た時に驚いたのは、次々に現場に入ってくるトラックには大きな「壁」が積まれている。
そしてその「壁」には既にサッシや断熱材、場合に依っては外壁まで取り付けられている。
それを現場でただただ組み立てて行くだけ。
断熱材も高い数値が出やすいモノだけを使っている(のだと思う)。
当然、スキマが発生するリスクを極限まで削減している。
ある意味高い数値がでて当たり前。
お客様の生活の快適さや要望は二の次三の次になってしまう。
一方で、諫早建設はお客様のご希望、ご要望を叶えることが第一。最優先される。
当然、断熱材もお客様のご予算や用途、必要な性能(例えば断熱効果の他に調湿性や吸音性を求めるお客様には「セルローズファイバー」をお勧めする)に依って様々なモノを選択する。
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更に建て方は当然ながら「木造在来工法」。
要は大工さんが1本1本柱を立ててそれに梁を渡し、構造体を造って、それに壁となる下地のボードを貼って行く。
そうして建築途中に「気密測定」に来た業者が出てきた数値にしきりに首を傾げている。
どうしたのか聞いてみると
「おかしい。在来工法でこんなにイイ数値が出るワケがない」
で、再度測定。
結果は前回と全く同じ数値が出る。
そうして測定業者が残した言葉は
「諫早さんは大工さんのウデがイイんですね。(だからこんなに良い数値が出る)」
これこそが私達の誇りでもある。
要は「良い数値を出すための」設計や建て方ではなくて、飽くまでもお客様のご要望第一のプランで、普通に在来工法で建てても、「高気密高断熱」を目的としてそれを標榜しているハウスメーカーと肩を並べるくらいの数値を普通に出せる。
但し、ご留意頂きたいのは、
『諫早建設は「イイ数値を出すことを目的にしていない」ので、「目標数値」をお約束することはしていません。』
と、いうこと。
ただ、温熱環境に優れた、居住性の高い家をご提供させて頂けることだけはお約束をさせて頂きます!
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ここまでお読みいただきありがとうございます。
諫早建設では、気密値について諫早建設の考え方や造り方についてお客様の疑問や不安を解消する「気密値相談会を実施しています」
気密値について気になることがあれば、どうぞお気軽に諫早ショールームへお越しください。
快適な温熱環境と生活動線はどちらも大事。
それを両立させるための諫早建設の考え方や造り方について是非ご説明させて下さい!
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