インタビュアー：諫早建設 島袋、小林
諫早建設との出会い
政本様
島袋さんとは長いですよ、島袋さんが諫早さんに入る前からだから、もううん十年（笑）
でも、特に依頼が増えてきたのは最近ですよね。私はフルオーダー住宅の設計施工をずっとやってきたんですね。設計はもちろん、素材にもこだわるし、造作家具などのオリジナリティにもこだわった本格的なフルオーダーの住宅。
フルオーダー住宅には一つ欠点があって、それがコスト。お施主様の気持ちには応えたい、でも、予算が合わない。そんなときに、島袋さんの顔が浮かんで（笑
島袋
浮かべていただいてありがとうございます（笑）
政本様
相談したら「値段を合わせてやってみますよ」と言っていただけたので、心強かったです。
島袋
実際、どうでしたか？ コストを抑える分、なにか問題があったとか。この際なので遠慮なくお願いします。
諫早さんは、コストバランスが良い。
私も勉強になりました。
政本様
問題は全くなかったです、こちらがびっくりするくらい。
諫早さんは、コストバランスが本当に良い。フルオーダーの発想だと、より良くしていくためには、お金がいくらあっても足りない、そんなジレンマがつきもの。
そこを諫早さんは、規格品を上手に使ったり、時には逆に造作や工夫、アイデアで対応いただいたり。
出来上がりの雰囲気もいいし、私たち、お施主様の希望も叶っている。「なるほど、こうすれば規格品もいい具合に活かされるのか」と、私自身勉強になっています。
島袋
ありがとうございます。
これは、私というよりは、政本さんがそのあたりまで疎かにしないというか、お施主様のために全方位的に良いバランスをとっていただいてるからこそだと思います。
コストについて「ただ安ければ良い」というだけのお気持ちでしたら私もそこまで正面からモノは言えないですし、政本さんならしっかりと聞いていただけるというご信頼のもと、させていただいています。
ちなみに、もう一つ甘えてお聞きしたいことがありまして…
現場はいかがでしたか？ 現場施工力もうちの自慢の一つなので。
政本様
素晴らしいと思いますよ。
実は、私自身の建築への入り口は、工務店の現場監督だったんです。そういう目で見させていただいても、小林さんは本当によくやってくださっていると思います。
お寺さんの建築もね、材料から、大工さんの手配から、いろんな工夫をしてやってくださいましたよね。小林さんのおかげで良い建築ができたと思います。
小林
ありがとうございます。それしかないです。
島袋
あれは私はもう出来上がりまでワクワクしました。
キックオフを職人も一緒にやったんですよね。職人も一緒にというのは普段はやらないのですが、想いを一つにしないといい仕上げにならないということで。
結果、材料選びから加工まで、私にとっても良い経験でした。
雰囲気の良い仕上がりには、
施工会社の力が大きいですよね。
島袋
政本さんにとってよい、施工会社とはどんな会社ですか？
政本様
いろんなバランスがあると思います。
諫早さんに関しては、まずは、島袋さんがコストを見ながら提案してくださる所。私も設計に専念できます。
私は、設計士も本質的には職人だと思っているんです。できる限り「作る」ことに専念したい。図面という意味では全て手掛けたい。特に、ギルド・デザインは、建築家のスタイルではなく、住まう人、お施主様の建てたい家をまとめあげていくことがポリシーです。
諫早さんは、そんな私どもの意図まで汲み取ってくれている感じがして、有り難いです。
小林
ギルド・デザインさんも、設計事務所としてはある意味で珍しいですよね。お客様主体のフルオーダーにこだわるというのは、どこか工務店にも近いカタチで。
政本様
そうかもしれませんね。
そういう意味では、諫早さんも自社元請けでデザイン建築をされていらっしゃる、そのノウハウが施工にも活かされているとも感じます。
予算、工期のバランスがありながら、デザイン性よく仕上げてくださる所は素晴らしいです。例えば、建築写真が綺麗になるのは、設計・デザイナーのおかげかもしれないけど、それが雰囲気として出来上がってるのはやっぱり施工者の役割が大きいと思います。
素材の使い方とか一つでも大きく仕上がりは変わりますから。小林さんが、徹底して施工図を描かないのもなにかわかる気がします。設計士の意図を汲み取るためですよね。
島袋
それは…どうなんですか？ 実際。小林は設計士の意図や現場でのやり取りを大切にすると言っていますが。
政本様
作業量的には、描いていただいた方が良いのかもしれないけれど、私個人的には小林さんのおっしゃることも一理あると思います。
また、私自身は施工図を描くことはむしろ自分でしたい方なので、結果。いいバランスでできていると思いますよ。
諫早建設からのコメント
島袋
政本さんのお話を伺ってとてもワクワクしました。
これからもパートナーとして良い関係でい続けられるよう、私たちも頑張ります！
